台風が樹木にもたらす被害 塩害で枯れた葉 

身近に見かける病気・害虫

台風24号は関東各地に「塩害」をもたらしました。

写真は千葉県君津市駅前のイチョウの街路樹です。


南側の葉が枯れてしまっています。
店舗のシマトネリコの葉も被害を受けていました。

なぜ台風で塩害が起こるのか?

塩害は、海で巻き上げられた海水が
葉に着くことで発生します。

雨が多ければ、海水は洗い流されるので
塩害は発生しないのですが、

台風の雨量が少ない場合、被害が多く発生する恐れがありますので
ご注意ください。

なぜ、塩分で葉が枯れるのでしょうか?

塩分が風で傷ついた葉の内部に侵入すると、
「浸透圧」によって葉の細胞内の水分が
外に奪われるために、枯れてしまいます。

ナメクジに塩をかけるのと同じです。

 

台風の塩害から樹木を守るには

 

庭木の塩害を軽減する方法は、
葉に散水することです。
それもできるだけ早く散水しないと効果がありません。

ただ、まだ風がおさまらないうちに
散水するのは危険を伴うのでお勧めできません。

塩害で葉は痛みますが、
木本体が枯れることはないので、残念ですがあきらめましょう。

自然には勝てません。。

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