【うどんこ病の原因と対策】庭木の病気を樹木のプロが解説します(写真付き)

身近に見かける病気・害虫

うどんこ病の季節がやってきました。

野菜から庭木まで多くの植物に初夏頃から発病します。

うどんこ病はウドンコカビ科の寄生菌の総称で、
糸状菌と呼ばれるカビです。

葉の細胞内に菌糸が侵入し、養分を吸収します。
光合成も阻害するので植物を弱らせてしまいます。
(枯れることはまずありません)

拡大写真

菌糸が広がっている様子

 

うどんこ病は伝染しない?

実は植物ごとにうどんこ病の病原菌は異なります。

写真はサルスベリのうどんこ病で、
病原菌はErysiphe austrlianaといいます。

この病原菌はサルスベリにしか繁殖しません。
別の言い方をするとこの菌はサルスベリにしか伝染しません。

サルスベリ

 

よく

隣のマサキの生垣のうどんこ病が
我が家のハナミズキに伝染したんじゃないか?

という質問を頂くことがありますが、

このように、うどんこ病は植物ごとに病原菌が異なるため、
他の植物から伝染するということはないのです。

ただ、他方で発病するということは、
残念ながらうどんこ病に適した環境ということが考えられますので
伝染ではありませんが、発病する可能性は高いといえます。

以下の方法を参考に、しっかり対策をしておいて下さい。

うどんこ病の予防方法

うどんこ病の予防方法には、

  • 風通しを良くする
  • 土の排水性を良くする
  • 乾燥防止のマルチング※
  • 窒素肥料を少なくする

…などがありますが、

発病したら、

早めに殺菌剤を葉の表裏と枝に満遍なく、
そして間をおいて何度か散布するのが最も効果的です。

 

※マルチングとは…

土の乾燥、病害虫・雑草などを防止するたため
植物の根元を、腐葉土やウッドチップなどで覆うこと

マルチングのイメージ

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