エゴノキ は初夏に鈴のような実を沢山つけます。
よく観察するとその中に、
奇妙な形をした実のようなものを見つけることができます。
これは エゴノネコアシ という虫コブです。
これは実ではなく
「エゴノネコアシアブラムシ」というアブラムシにより
葉芽が変形してバナナの房のようになったものです。
形が猫の前足のようなのでこんな名前が付きました。
エゴノキ の実は、葉の付け根から垂れ下がっているのに対し、
エゴノネコアシ は枝先についているので、
実ではなく芽が変形したことが分かります。
エゴノネコアシ アブラムシはこの虫コブの中で成長し、
初夏に有翅虫(ゆうしちゅう…羽のある虫のこと)となって飛び立ちます。
採取した エゴノネコアシ は先っぽが開いていて、もう飛び立った後でした
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