桑（マルベリー）の一部がボウズになっているのに気づきました。
蜘蛛の巣状の中に白っぽい毛虫が集団でいます。
アメリカシロヒトリです。２か所についていました。
アメリカシロヒトリとは
アメリカシロヒトリは昭和の頃に全国で大発生し、
ここ数年再発してきた害虫です。
戦後、米軍が持ち込んだ害虫で、
シロヒトリは“白火取”と書くそうです。
成虫の蛾は夜行性で焚火に向かって飛んでくる
「飛んで火に入る夏の虫」のことだそうです。
かつては学校のサクラや街路樹のプラタナスに大発生して、
行政の駆除車が殺虫剤を大型噴霧器で大量に散布していました。
自宅のカキにもよくついて、
父が竹竿の先にボロ布を巻いて
灯油を染み込ませたタイマツで巣を焼いていた記憶があります。
今そんなことをやったら問題になってしまいますよね。
幼虫にも成虫にも毒はありません。
毛虫がまだ集団でいるときに枝ごと切り取るか、
スミチオンを集団に部分的に散布すれば簡単に駆除できます。
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