冬に実をつけるセンダン
冬の青空に白い実が映える木があります。
センダンです。
とても目立つのですが、なかなか鳥に食べられません。
落ちた実を拾うとやや黄色味を帯びたしわのある実です。
センダンの白い実の正体
じつはこの実は人には有毒です。
でも鳥は大丈夫のようですがあまりおいしくないんだと思います。
たまにヒヨドリが食べているのを見かけます。
「毒は薬になる」のとおり、この実は「苦楝子(クレンシ)」と言われる生薬で、煎じて整腸剤として、果肉はすりつぶしてひびやあかぎれの塗り薬として使用されました。
センダンは10m以上の大きくなる木です。5月~6月に薄紫の小さな花をつけます。ただ、高い位置で短い間だけ咲くので意外と目につきません。花より実の方が良く目立つ木です。
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